盛岡セイコー工業が「いきもの共生事業推進協議会(ABINC)・特別賞」を受賞

2016年10月、盛岡セイコー工業株式会社(以下、盛岡セイコー工業)は、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)が創設した表彰制度「ABINC賞」において特別賞を受賞しました。
これは、ABINC認証※を取得した事業所の中から、特にABINCの普及啓発や生物多様性の主流化への貢献度が高い施設を対象として表彰するものです。

岩手県岩手郡雫石町で腕時計の一貫生産を行っている盛岡セイコー工業は周囲を豊かな緑に囲まれる恵まれた自然環境の中にあります。

このような環境の中、盛岡セイコー工業では、生物多様性に配慮した緑地にすることや緑地を通じたステークホルダーとのコミュニケーションの向上を目指し、「一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」が開発した「いきもの共生事業所®推進ガイドライン」をもとに、社外の専門家の助言をいただきながら、社員とその家族も交え、生物多様性保全活動に取り組んできました。
また、2008年より実施している「地域とはじめる環境報告会」では、地域住民の方々に活動を紹介し現地を見学していただくことで、コミュニケーションの向上も図ってきました。

その結果、2015年2月にABINCが運営する「いきもの共生事業所®認証制度」において、工場版としては第一号の認証を取得することができました。

今回の特別賞受賞は、事業所敷地の豊かな緑地を活かしながら、社員の家族を含め自然観察会や緑地の整備を行っていることや、地域の方々への生物多様性保全の取り組みの紹介など、コミュニケーションに優れている点が高く評価されたものです。

盛岡セイコー工業では、今後も生物多様性に配慮した取り組みを継続し、山々と、水と緑と出湯の里「雫石」にふさわしい会社をめざしていきます。

「地域とはじめる環境報告会」での紹介
「地域とはじめる環境報告会」での紹介
社員と家族による緑地整備
社員と家族による緑地整備
特別賞表彰式の様子
特別賞表彰式の様子
特別賞の副賞として授与された「ヤマボウシ」。敷地に植栽し、生長を見守っています
特別賞の副賞として授与された「ヤマボウシ」。敷地に植栽し、生長を見守っています。
 

ABINC認証:
ビジネスによる生物多様性保全において先進的、積極的な取り組みを進める企業の集まりである「一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」が開発した「いきもの共生事業所®推進ガイドライン」を評価基準とし、生物多様性に配慮した緑地づくりに取り組む施設をABINCが第三者的に評価・認証する制度です。

■認証取得時のニュースリリース
http://www.sii.co.jp/jp/news/release/2015/02/26/11617/

■ABINCのウェブサイト
http://www.abinc.or.jp/