生体機能を解き明かすナノの触手

SIIでは、走査型プローブ顕微鏡(SPM: Scanning Probe Microscope)を発展させた機能計測ツールとして、生体試料・生体分子のありのままの状態を知ることを目的とした新たな顕微・計測システムの研究開発に取り組んでいます。
これは、従来の生物用光学顕微鏡の観察倍率はもちろん、走査型電子顕微鏡(SEM: Scanning Electron Microscope)による観察倍率をも超える、きわめて小さな領域の観察を、生命環境に近い液中環境下で実現するものです。
極めて小さな力での計測が可能な機能性ナノプローブを開発することにより、これまで測定することが困難であった細胞などの液中環境における挙動を捉えることが可能となり、その特性や機能が解明されようとしています。
こうしたシステムを早期に実用化することで、生命現象の本質に迫る生命科学や基礎医学研究、臨床における検査・診断および創薬、生命機能を活用した新素材開発など、ライフサイエンス分野での研究開発の進展に貢献したいと考えています。
※この研究は、経済産業省から出資を受けた独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、当社へ業務を委託しているものです。さらにこの業務の一部を東京工科大学、独立行政法人食品総合研究所、県立広島大学、および国立大学法人東京工業大学へ再委託することにより、学官産の協力クラスターを組んで研究を進めています。
※本項に掲載の画像等は、特記するものを除き、平成17年3月NEDO発行、基盤技術研究促進事業「物性・生体情報ナノマッピングシステム(機能性ナノプローブ)」平成16年度委託業務成果報告書、から転載・加筆したものです。










