株式会社沖データと大判プリンタ事業譲渡に関する覚書を締結

 セイコーインスツル株式会社(社長:村上 斉、本社:千葉県千葉市、以下 SII)は、このたび、沖電気工業株式会社(社長:川崎 秀一、本社:東京都港区、以下OKI)のプリンタ事業会社、株式会社沖データ(社長:平本 隆夫、本社:東京都港区、以下OKIデータ)との間で、SIIの子会社である株式会社セイコーアイ・インフォテック(社長:坂田 諭、本社:千葉県千葉市、以下SIIT)が行っている大判プリンタ事業の事業譲渡に関する覚書を締結しました。両社は今後、本覚書にもとづき交渉を進め、最終契約締結を経て、本年10月1日の事業譲渡完了を目指します。

 SIITは、大判プリンタの高い商品開発力と業界に特化した強い販売力で、サイングラフィック市場やエンジニアリング市場を中心に高い評価を受けています。しかしながら、大判プリンタ事業の更なる発展・成長には、海外販売の強化および商品ラインアップの強化が必須であり、他社とのアライアンスを通じての実現を模索しておりました。

 OKIは、2016年度を最終年度とする「中期経営計画2016」(2013年11月12日発表)において、新事業領域への高付加価値プリンタ事業を成長分野の1つとして位置付けています。また、OKIデータは、印刷やデザイン市場などのプロフェッショナル市場向けに高精細・小型・特殊媒体対応に適した独自の LEDプリンタ技術を搭載した「MICROLINE」シリーズを展開し、高い評価を受けております。今後さらに、プロフェッショナル市場向けプリンタ事業を成長させるために、大判プリンタなど新領域の技術開発力と商品ラインアップ、販売チャネルの強化が必要と考えておりました。

 このような背景のもと、SIIは、OKIデータのプリンタ事業の将来性とプロフェッショナル市場での実績を高く評価し、OKIデータとの間で前記覚書の締結に至りました。

※ 本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。

以上

この件に関するお問い合わせ先 マスコミセイコーインスツル株式会社
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