小杉修弘が平成26年度「卓越した技能者(現代の名工)」に選定
ウオッチデザイナーとしては初の受賞

セイコーホールディングス株式会社
セイコーインスツル株式会社
セイコーウオッチ株式会社

 セイコーホールディングス株式会社(社長:中村 吉伸)のグループ会社であるセイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:村上 斉、本社:千葉県千葉市)の社員でウオッチデザイナーの小杉修弘(こすぎのぶひろ)が、このたび平成26年度「卓越した技能者(現代の名工)」として選定されました。「卓越した技能者」表彰制度は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を厚生労働大臣が毎年1回、表彰するものです。

 小杉修弘は、40年間にわたりウオッチのデザイン開発に携わり、特に近年は、同じくグループ会社であるセイコーウオッチ株式会社(社長:服部 真二)の高級ウオッチブランド<グランドセイコー>を中心にデザイン開発に傾注してきました。腕時計の本質を追求し、進化を続けるセイコー最高峰のブランド<グランドセイコー>の新製品開発においては、主にメカニカルモデルデザインを長きにわたり手掛けています。ウオッチの製造や金属加工技術を熟知する小杉は、ステンレスや貴金属の輝きや光の反射、腕に装着した際のフォルムや着け心地を極限まで追求し、ケースやバンドのデザインに投影することで、日本独自の腕時計の機能美を確立しました。

 また、試作や製造の現場で研磨職人との研究・開発、さらに彫金師との連携による複雑な彫金仕様のメカニカルモデルも手掛け、時にはデザインの実現のために新たな要求や指導を行うなど、職人たちの成長や技術・技能の向上にも貢献してきました。このようにウオッチデザインのみならず、設計者や技術者にも積極的にデザイン・技術指導も行っており、これらの功績が認められ、工業製品の意匠を手掛けるプロダクトデザイナーとしては初の受賞となりました。

 

【小杉 修弘(こすぎ のぶひろ)略歴】
1952年 生まれ 61歳
1973年 林精器製造株式会社デザイン室入社
1982年 KGデザイン事務所設立・嘱託契約によりSIIのウオッチデザイン業務に携わる
1993年 セイコー電子工業株式会社(現:セイコーインスツル株式会社)入社
2001年 セイコーメカニカルフライトマスター(SBDS001)が「グッドデザイン賞」を受賞
2010年 グランドセイコー(SBGR051)が「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞
2012年 グランドセイコー(SBGH005)が海外時計専門誌「ウオッチ ワールド」で「ヨーロピアン ウオッチ オブ ザ イヤー」受賞

 

以上

この件に関するお問い合わせ先
  
セイコーホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:03-6739-9002
セイコーインスツル株式会社 経営管理部 広報課 TEL:043-211-1185
セイコーウオッチ株式会社 広報・PR部 TEL:03-6739-2150

 

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