概要
Portable Isotopic Neutron-Spectroscopy GAMMA-X (PINS-GMX)検出器は、世界中で高まる軍需品または潜在的化学兵器のさまざまなコンテナの具体的内容を現場で決定するニーズに応えて、ORTECとアイダホ国立技術研究所(INEEL)との共同開発により誕生しました。こうしたアプリケーションは、広いエネルギーレンジに亘って高分解能で、抗中性子損傷、信頼性があり、使い易い検出器を必要とします。PINS-GMX検出器は実際に米国陸軍で使用されました。この検出器はORTEC PINSシステムのコンポーネントです。
特長
- 中性子損傷に対する高い抵抗力のある高純度ゲルマニウム検出器
- 60Co 1.33MeVガンマ線で相対効率>40%
(3″×3″NaI(Tl)結晶、線源−検出器間の距離25cmに対して) - 全表面0.3μ厚ボロン注入コンタクト
- オールアルミニウムエンドキャップ(フロント窓厚≦1mm)
- 検出器結晶とエンドキャップフロント間の距離≦5mm
仕様
- 分解能:
FWHM≦1.95keV at 1.33MeV
FWHM≦3.90keV at 1.33MeV
FWHM≦5.85keV at 1.33MeV
ピーク対コンプトン比>55:1
FWHM≦825eV at 88keV
FWHM≦750eV at 22keV