SII キャラクター

技術系(研究開発)

海法 克享Yoshiyuki Kaiho

研究開発センター コア・テクノロジー開発室 2010年入社

大学院で医学と工学の融合領域を 専攻していたため医療機器系の企業を中心に就職活動をしましたが、半導体関係の研究室に所属しており、マイクロ、ナノといった単位での研究が求められる小型デバイスにも興味がありました。そこで、優れた小型化技術を持つSIIのインターンシップに応募しました。その際、研究開発センターでMEMS(微小電気機械システム)技術に触れられたことや、学生の意見もしっかり聞いてくれる職場の雰囲気にも魅力を感じました。就活では自分のやりたいこと・やりたくないことをはっきりさせることも重要ですが、特に理系の学生の方は視野が狭くなりがちですので、例えば学会などで興味を持った分野は積極的に情報収集したほうがいいと思います。そして、その会社の雰囲気や技術を知るために、インターンシップなども活用してみてください。

研究開発で重要なのはコミュニケーション 積極的に人と話し、アイデアにつなげる

既存事業の強化と、新事業のための調査・研究を行う

研究開発センター 職場風景1

私が所属する研究開発センターでは、SIIが持つ既存の事業を強化・拡大するための新材料や新しい製造方法の開発と、新製品や新技術のための調査や基礎研究を行っています。私が担当するのは新技術の開発で、研究テーマはIoT(Internet of Things)技術の調査とウェアラブル機器、特に体に身に付けるセンサー機器の調査です。例えば、過去には省エネルギー化のために温度や明るさを測定する無線センサー端末の開発を行いました。これは国のプロジェクトにSIIとして参加したもので、複数の企業や研究機関と協力をして進めました。国が定めた目標を実現するために、従来のセンサー端末から大幅な 小型化・省電力化をする必要があり、それぞれの技術の摺り合わせを行うのに苦労しました。残念ながら製品化までは実現しませんでしたが、SIIの担当分野であったセンサー技術 の研究は続いています。そのときのノウハウやデータベースは今後に役立つと思います。

数多くのコミュニケーションから新しい発想が生まれる

研究開発センター 職場風景2

研究職というと研究室でコツコツと実験を繰り返すイメージがあるかもしれませんが、それだけが研究ではありません。大学時代のように論文を読んだり学会に参加したりすることも、新しい技術や素材を知るためには必要ですし、社外の研究者と直接話をすることで新しいアイデアが思い浮かぶことも少なくありません。最先端技術の情報を知ることができる展示会などに参加すると、時に驚くような新技術に出会うこともあります。既存の素材を新しく開発された素材に置き換えることで製品の性能を高められる可能性があるため、そうした場で情報交換することが次世代の製品開発につながっていくのではないかと思います。職場ではよく「外に出て人と話せ」と言われます。研究職にもコミュニケーション能力は必要だと言えます。

実現可能かどうかも視野に入れつつ、新しいことに取り組む

研究開発センター 職場風景3

私の職場では、本人が希望した場合、会社に属しながら大学院などに進学できるような環境があり、私も社会人ドクターとして大学で会社の新事業を見据えた 研究をしています。大学の研究者たちとのフリーディスカッションの中からも、例えば高齢化などの社会課題をどうするかといった話から、どういうものが必要かを思いつくこともあります。それがもしも今の技術でつくれない、解決できないのであれば、新しい技術を開発する必要がある──といったことが研究のきっかけになります。
ただし、社外の人とだけ話をすると、SIIのビジネスとして成り立つのかという視点が抜けがちですし、社内だけだと技術的にできることからスタートしてしまいます。社内と社外両方の意見を取り入れることで、すぐには実現できないような新しい分野の研究でも、部分的に製品に反映していく方法はあると思います。このような考えのもと、いずれはSIIの核となる技術を開発し、それが事業部で製品化されるような研究を続けていきたいと思います。