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Job Interview 04

ソフトウェアから
ハードウェアまで、
エレキ系分野の設計・開発の
すべてに携わり、
自分にしか作れない
製品を世に広める。

Koki Yoshida

2018年入社

プリントシステム事業部
開発部 開発二課

Career

2018

プリントシステム事業部に配属

モノづくりに携わりたいという強い思いと、働く人々の雰囲気に魅力を感じ、SIIに入社。学生時代に培った電気電子工学の知識を活かせるプリントシステム事業部に配属となり、評価業務を通してサーマルプリンターの知識を得る。

2019

設計・開発業務に挑戦

入社2年目から、実際の設計・開発業務を担当。新技術導入のプロジェクトを推進し成功させるなど、若手ながらも着実に実績を残す。

#01

Job

ユーザー視点を忘れず、
より高機能な製品開発を。

サーマルプリンターの組み込み制御、および基板回路作成を担当しています。プリンターと一口に言っても、実は内部には様々な機能を司る装置がいくつも組み込まれています。例えばパソコンと通信ができるプリンターであれば、印字だけでなく通信のためのシステムが組み込まれていなければいけません。またもっと単純なところであれば、感熱紙を動かしたり印字をしたり、エラー時にLEDを点灯させたりといったことも、すべてシステム制御があって初めて実現することができます。さらに基板回路設計においては、熱照射やモーター駆動などを同時に行うための大電力を、製品のサイズや規格など数多く定められた仕様の中でいかに実現するかを考え設計していく必要があります。

プリントシステム事業部の開発部門は、メカ系とエレキ系で業務が分かれており、メカ系はプリンターメカニズムの機構や完成品の筐体設計、エレキ系ではソフトウェアとハードウェアの開発をしています。エレキ系では一人の開発者がソフトウェア・ハードウェアの両方を担当することができますので、覚えなければならないことも多いのですが、その分身に付けられる知識は多くなり、自身のキャリアの幅を広げることもできます。さらに、サーマルプリンターという、小売店などでのレシート発行やATMでの明細書発行、病院や銀行での受付番号の発券など身近な場面で利用される製品の開発だからこそ、苦労の末に完成しそれが実際に街で利用されている様子が見られた時は何事にも代えがたい喜びを感じました。

日々の開発業務では、ユーザー視点に立つ、ということを意識するようにしています。大学時代からも研究室で何度も言われてはきましたが、仕事を通してやっと理解ができたと感じています。開発の立場では当たり前の機能が、ユーザーにとっては初見であることが多く、製品を初めて触る時のイメージを常に忘れず、すべての人にとって使いやすい製品開発を心掛けています。

仕事内容を一言でいうと。

ソフトウェアもハードウェアも。モノづくりにどっぷりと浸かれる仕事。

#02

Episode

技術者にとって最も大事なものは
仲間とのコミュニケーションだと
気づいた。

USB Type – Cを初めて自社製品に組み込む際のプロジェクトに、ハードウェア設計担当として参加した経験は、自分の中でも特に強く記憶に残っています。このUSB Type – Cには、数百ページに及ぶ規格の仕様書があり、その仕様通りに設計しなければ、Type – Cと名乗ることはできません。自社製品にとって新技術であったため、社内には詳しい人も少なく、規格書を読み込み、部品メーカーに問い合わせたり、社内外問わず技術的な知識を持つ人に話を聞きに行ったり。とにかくできることは何でもしました。

この経験があったからこそ、技術職と言えど、コミュニケーションが大切であるということを改めて実感できたように思います。技術職と聞くと、自分ひとりの知識だけで仕事を進めていくイメージもあるかもしれないですが、開発業務には納期があるものですし、すべてをイチから自分ひとりで調べていては、到底納期に間に合いません。だからこそ、一緒に働くメンバーに頼れるところは頼ることが大切。その上で、教えてもらった新たな知識や技術、自分と異なる視点からのアイデアを吸収し、一つひとつ自分のモノにしていけば良いのです。

また、仕事におけるコミュニケーションでは、自分が聞きたいことへの回答を一度で得られるようにする聞き方も大事だと感じています。明確に簡潔に、誤解が無いように言葉を選びます。ひとつのことに何度も確認のやり取りをするような無駄はなくし、教えてもらう相手の時間も奪わないことを常に意識しています。

この仕事の一番すきなところ。

全てのコミュニケーションが
学びとなり、
自分を高めてくれる。

#03

Future

“どこに出掛けても
SII製品を見かける”、
その目標に向け
新たな知識をどん欲に吸収していく。

SIIはこれまで数々の新しい製品を生み出してきました。しかし、そうした実績に満足することなく、これから先も新しい時代を牽引するような、画期的な製品を作り出していなかければなりません。

プリントシステム事業部では、サーマル技術を使ったプリンターメカニズムを初めて製品化し、これまでも多くの製品を世に生み出してきましたが、新たにモバイルプリンターやPOSプリンターといった完成品プリンターの分野にも事業を拡大しています。そのようなチャンスの中で、自分自身がその最前線に立ち、次のSIIの代表作となるような、画期的な商品の開発に携わりたいと思っています。サーマルプリンター市場におけるSIIの存在感を高めつつ、社内における自身の存在感も高めていくことができればうれしいですね。

そのためには、まだまだ不足している設計開発の知識やスキルについて、これからも積極的に経験を積み、吸収していきたいと思います。さらに、さまざまな業界の最新技術に関しても高くアンテナを張り、それらを自社製品にどう活かしていくかを常に考えられるような技術者を目指していきたいと思います。

自分の研究・専攻分野で業種職種を絞らずに、
直感で”面白そう”と思う会社を見てみれば
意外なところから
自分の「やりたい」が発見できることもある。
視野を広く、自分の可能性を信じて、
前に進んでほしい。