CdTe検出器 

概要

CdTeは比較的原子番号(Z)が大きく、バンドギャップエネルギー、密度ともにGeやSiより高いマテリアルです。その特性を活かし、イメージングアプリケーションでは大容量検出器やピクセル検出器に用いることができます。特にアンガー型カメラと比較して、ピクセルサイズが小さいことにより画像の質が向上します。EURORAD社では、Bridgman法 や Ttraveling Heater(THM)法で結晶を製造。さらに素子構造のすべてを提案します。

エネルギー分解能と効率、どちらも最近数年間に飛躍的に向上し、検出器のアプリケーションは大幅に広がりました。今日では数keVから凡そ1.0MeVまでのX線・ガンマ線光子や、数MeVまでのベータ線の検出も可能です。

特長

  • 放射線を電気信号に直接変換
  • 非常にコンパクトで高い検出効率能
  • 室温でオペレーション
  • 幅広い分野に応用が可能
  • 低バイアス電圧、低コスト

    【主なアプリケーション】
    X線回折、蛍光X線、骨密度測定、外科的なプローブ、カスタム仕様の検査システム、原子力保障措置のための放射線モニタリング、その他あらゆる放射線を用いたアプリケーション。

仕様

    【CdTe】

  • バイアス電圧: 50V〜100V(代表値)
  • エネルギー分解能: 15keV〜700keV

 

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