TECHNICAL INFORMATION

技術情報

知的財産

  • 知的財産活動の基本方針と体制

    SIIは、知的財産を事業活動上の重要資源と考え、開発などの成果の知的資産としての獲得とその活用に積極的に取り組んでいます。中・⾧期方針として「知的財産を尊重・重視する企業風土の醸成」を掲げ、知的財産部門、各事業部門が一体となり、経営戦略部門との連携のもと、新規事業創出、事業部支援、のための知的財産活動を行っています。
    2022年には、グループ全体の研究開発及び生産技術開発、事業サポートならびにグループ横断の新事業開発を主たる機能とする「セイコーフューチャークリエーション株式会社」が設立されました。今後は、「セイコーフューチャークリエーション株式会社」との連携も強化し、セイコーグループの成⾧に寄与する知的財産の構築を強化します。

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  • 特許出願と特許査定の状況

    時計製造から始まる技術開発を基盤にしているSIIでは、特許技術をベースに製品の差別化を図っています。2024年3月時点の国内特許の保有件数は607件です。海外特許の特許保有件数は679件となっています。知的財産部門が権利化への活動を発明者とともに着実に対応することで、発明者の新規出願の質の向上にもつながるというスパイラルアップを実現しています。

  • 知的財産情報システムの構築

    SIIでは、知的財産戦略策定の根幹となる知的財産情報のシステム構築を進めています。システムは、自社の知財管理システムと他社特許などの調査システムを連動させ、さらにパテントマップ作成・分析システムとも連動を取ることで、より効果的な知的財産管理に活用しています。近年は、特許調査システムの拡充を図り、AIを使ったテキストマイニングによる特許調査モジュールを従来のシステムに追加し、全社で活用推進を図ることで、発明者・技術者の特許調査負荷低減に貢献しています。