トップメッセージ

笑顔であふれる未来を創る

トップメッセージ

2020年は新型コロナウィルス感染拡大の影響により、当然のことと考えられていた常識や価値観、働き方や暮らし方が大きく変化した1年でした。そして社会・経済にも大きな影響を及ぼしました。私たちSIIもさまざまな影響を受けましたが、新たなリスクや事業機会のきっかけを確信した1年でした。

そうした中、気候変動、資源循環、人権問題などの社会的課題の解決に企業が果たすべき役割はますます重要になり、企業にはサステナブルな経営が求められています。

環境問題では気候変動への対応はまったなしの状態で、日本政府もカーボーンニュートラル、脱炭素社会に向けて大きく動き出しました。SIIにおいては、これまでも一人ひとりの身近な省エネ活動をはじめ、ものづくり現場での省エネに取り組んできました。そして、永年培った「匠・小・省」の技術によって、省エネ性に優れた製品の創出にも努めてきました。

今後はこれまでの活動に加え、再生可能エネルギーの導入も加速していきたいと考えています。グループ内ではすでにCO2排出量がもっとも多いタイの製造拠点で導入していますが、今後は国内外の各拠点での導入を推進し、脱炭素社会の実現を目指してまいります。

今回のコロナ禍では、海外のロックダウンなどによるサプライチェーンの寸断で、部材の入手が困難になるというメーカーには致命的なリスクが顕在化しました。サプライチェーンをグローバルに展開するSIIにとっても海外からの調達の遅れなど多大な影響を受け、あらためてサプライチェーンの重要性を再認識した次第です。

このサプライチェーン全体を俯瞰したときに、もう一つ大きなリスクに人権問題があります。各国では人権関連の法制化が進み、企業においてもサプライチェーン含めた取り組みが求められています。私たちも意図せずに人権侵害に加担することがないように、パートナーであるサプライヤーとともに人権問題に取り組んでいきます。

企業のサステナブルな経営には、社員一人ひとりの社会的課題に対する意識と解決に向けた行動力は欠かせません。そのためには、社員一人ひとりが心身ともに健康であり、ライフスタイルにあった働き方が選択できること、そして笑顔で過ごせることが前提です。経営を預かる者として、私は社員が笑顔で働けるように尽力してまいります。そして、ステークホルダーのみなさまが笑顔になる製品やサービスを提供し、笑顔であふれる未来を創っていく所存です。

セイコーインスツル株式会社
代表取締役社長
小林 哲