環境リスクの低減

環境リスクの考え方

環境リスクには、化学物質や廃棄物の不適切な管理による環境汚染、設備の老朽化や災害に伴う有害物質の流出、各国の環境法規制からの逸脱など、さまざまなリスクが想定されます。SIIでは想定されるリスクを洗い出し、それらに対する未然防止とリスクの低減に継続的に努めています。

設備保全

SIIの各拠点では水域や大気などへの排出については、各拠点ごとに法規制値よりも厳しい自主基準を設定し管理することで、遵法を確実なものにしています。また、排水処理施設、ボイラー、空調設備、薬品タンクなど、環境関連施設・設備の定期的な点検や清掃を実施し、故障やトラブルを未然に防いでいます。

ターボ冷凍機の運転データ確認
ターボ冷凍機の運転データ確認

水リスク

SIIでは、水リスクについて評価し、リスクの低減に努めています。
水リスクの要素や範囲は多岐にわたりますが、SIIでは、まず国内の各拠点における、取水のリスク、排水の法規制強化によるリスク、及び有害物質が混入した雨水の排水リスクについて確認しました。その結果、操業上、また、環境汚染という観点からは、すぐに甚大な影響を及ぼすようなリスクはないことを確認できました。これは、これまでの設備や施設のメンテナンス、緊急事態を想定した訓練など、リスクを想定した対策の積み重ねによるものです。今後も引き続きリスクの低減に取り組んでいきます。

PCBの保管・管理

SIIでは、関係法令に基づいてPCB使用機器を厳重に保管・管理しています。
高圧コンデンサについては2015年度に全グループでの処理を終了しています。残存する蛍光灯安定器や低濃度PCBについても、引き続き適正な保管・管理を徹底するとともに、早期の処理を進めていきます。

廃棄物処理委託先の監査

SIIでは適正な廃棄物処理を推進するために、廃棄物処理委託先の現地確認を定期的に実施しています。契約内容に照らした確認のほか、受け入れや保管状況なども確認しています。
監査には本社の環境部門も同行し複数の目で確認するとともに、拠点間での情報の共有化を図っています。

緊急事態対応訓練

SIIの各拠点では環境上の緊急事態を想定し、その対応策やコミュニケーションに関する手順書を整備しています。 定期的に手順書に基づいた緊急事態対応訓練を実施し、手順書の有効性を確認すると同時に、汚染の拡大防止の方法を実践で習得しています。

緊急時対応訓練の様子
漏洩に対する対応訓練
化学物質漏洩対応訓練の様子(Seiko Instruments Technology (Shanghai) Inc.にて)
化学物質漏洩対応訓練(Seiko Instruments Technology (Shanghai) Inc.)